【長春観光】満州の首都・新京はピリついた雰囲気!共産党の建物が多い
長春の空は青かった
5日目。朝空を見上げると「青い」です。ここ長春は他の都市と違って空気が綺麗だと感じました。気持ち良い朝なので6時に散歩へ出かけます。
道路なども他の都市と比べて喧噪がないと言いますか、落ち着いた雰囲気であります。
しかしすぐにその理由がわかりました。
長春は、旧満州の首都であった新京ということで、現在も当時の遺構を共産党委員会が各機関として使用しているのです。
私たち達が朝の散歩に向かった「旧関東軍総司令部」は現在は、中国共産党吉林委員会が使用していました。
<渾身の一枚>
旧関東軍総司令部には天守閣があります。満州時代の日本人のセンスを疑います。
私は勇気を振り絞り、道路を挟んだ場所から渾身の一枚を撮りました。
他のブログなどでは普通に撮っていますが、2014年施行された反スパイ法などが頭をよぎったこともあり、ビビりました(早朝から日本人二人が、ガイドブック片手にうろうろする雰囲気じゃなかったです)。
このように長春という都市には、同じような満州時代の遺構を使用している共産党委員会の施設があちらこちらにあるのです。
また、共産党員の宿舎だったり、軍隊が号令をかけている姿も見かけました。そしてこの付近には異様に高級車の割合が高かったのも印象的です。
他の満州時代の建物も周りたかったですが、怖いのでやめました。
※ただ、観光している間のタクシーからいくつもそういった建物は嫌でも目にするほど色々なところにありました。
そのことから気持ちよかったはずの朝の散策も、緊張したピリついた雰囲気に変わっていきました。
長春の空気が綺麗だと感じた理由も政府施設が多いため、工場とかが少ないのかもしれません。たまたまこの日の天気が良かっただけの可能性も大いにあります。
旧満州旅行の最大の目玉観光スポット
その後、午前中のうちに溥儀の宮廷へとタクシーで向かいます。
距離的には長春市街地から近い場所にあるのですが、ここでも朝の渋滞に巻き込まれ20分くらいかかりました。
ここは驚くほどの人気観光スポットでした。日本人ツアー客にも遭遇するほどです。さすがラストエンペラー、最高の一時を過ごさせてもらいました。
そしてシャングリラホテルをチェックアウトする際、スーツケースだけ預かってもらいます。(今までのホテルではダメでしたが、良いホテルだと預かってくれます)
昼食は吉祥飯店というホテルに内設されている「吉祥軒」でとります。シャングリラホテルから歩いて行ける距離です。
ここでは非常にまろやかな味が特徴の吉林料理を食べることができます。
食事が終わると、旧満州映画協会の跡地である「長春電影制片廠」へと向かいます。ここも地図で見る限り遠くはないのですが、長春市街地から20分以上はかかりました。
満州旅行のそもそものきっかけが「李香蘭」でしたので絶対に行きたかった観光スポットです。2012年にリニューアルしたという情報まではあったのですが・・・
ガックリと肩を落としながら、ホテルで荷物を受け取り長春西駅へと向かいます。ここもタクシーで40分ほどかかりました。
そして今回の旅の最終都市ハルビンへと向かいます。
⇒ 次のページは長春~ハルビンです
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。