【丹東観光】新しい高速鉄道のおかげで大連~丹東~瀋陽を一日で行く!
朝の散策には旧ロシア人風情街、旧日本人街へぶらついてきました。しかし正直言うと、ここは夜に来た方が良かったのかなと思います。朝早いので人が少ないのは良かったですが店が閉まっているのが面白さに欠けます。夜になると活気に溢れてきそうな雰囲気はありました。また、旧日本人街は普通の大連市民の住居となっています。あれっと思うような日本のアパート風な建物がありました。この一角は非常に汚い場所で、比較的貧しい人たちが住んでいるようにも思えます。数年後には再開発でなくなっているような気もします。このあたりは散歩程度でいいと思います。
丹大高速鉄道で大連から丹東へ!
丹東観光は当初は予定になかったのですが、ホテルに付いていた代理の「售票処」で確認すると高速鉄道で行けるということで急遽行くことにいたしました。
大連から丹東に行ける新しい新幹線で、2015年の12月に開通したばかりの「丹大高速鉄道」というものでした。
ただ、新しい高速鉄道は大連北駅からなので、そこまでは大連市街からタクシーで20~30分程(50元くらい)かかります。
大連北駅から出ている丹大高速鉄道なら、今まで高速バスしかなく4時間かかっていたのを2時間程で行くことができるのです。乗車賃は大連北~丹東まで一人108元でした。
丹東という町は、中国人観光客で賑わっているという前情報を裏切るかのように、古い商業施設のビルが多く、活気の少ない観光地でした。
しかし北朝鮮との国境がある町と言うことで緊張感が漂います。そして何より2014年に施行された反スパイ法で、日本人が捕まった場所もこの付近らしいので行くのを少し迷ったほどです。
反スパイ法が施行される以前からあまり日本人が立ち寄らない場所らしく、この日も全く日本人は見かけませんでした。現地の人にはまず先に「韓国人?」と聞かれます。
<鴨緑江断橋・遊覧船>
丹東駅でスーツケースを預け、どことなくソワソワしながらも中朝国境にある鴨緑江断橋へと向かいます。駅から歩いて5~10分で到着します。
鴨緑江断橋の周辺には、中国国旗の立っている建物があり、軍服を着た人、警察官が多くいましたが、父と二人で中国人のフリをしながら北朝鮮との国境を思う存分観光しました。
丹東に一泊するならば、万里の長城の北端「虎山長城」や、そこを踏破すると到着する「一歩跨」という展望台にも言ってみたかったです。鴨緑江断橋は夜は綺麗にライトアップされるらしいですし、北朝鮮居酒屋も夜にOPENする店が多かったので、昼とは違った一面が見られそうです。
鴨緑江の魚は口にしてはいけない
何とか国境での観光を終え、ホッとしたところで「中国・韓国料理」の店で昼食を取ります。牛肉の韓国風炒め物(写真右)と鴨緑江の魚(写真左)を食べました。
牛肉の方は美味しかったのですが、魚はドブ臭さが尋常でないので絶対にオススメできません!とても汚い川でしたので、食べる前からおおよその予想はできていたのですが、「中朝国境を流れる鴨緑江の魚を食べる」という価値のために頑張りました。
このお店で、瀋陽へ行くにはどうしたらいい?と質問したら(メモを見せるだけですが)、店にいた皆が集まってきて、次の電車の時間や座席の空き情報などを調べてくれました。さらには日本語の話せる友達に電話してくれ、通訳までしてくれました。ここで丹東の人間の温かさに触れることが出来ました。
丹東から瀋陽へは1時間半で!
その後、こちらも丹大高速鉄道と同時期に出来た新しい新幹線(瀋丹高速鉄道)であっという間に瀋陽へ到着です。以前の鈍行ですと4時間程かかったらしいです。。。
なんとか大連~丹東~瀋陽を無事に一日で駆け抜けることが出来ました。瀋陽駅は写真にはないのですが、赤々としたネオン街が印象的でした。
<イビスホテル瀋陽>
瀋陽中心部のビル群を歩き、飛び込みで人気のクラウンプラザホテルへ行ってみます。
しかし予約サイトだと空きがあったはずなのに、当日客だからか「1泊1500元のVIPルームしかない」などと吹っ掛けられたので、ここは諦めて向かいにあった「イビスホテル」にします。
そこがたまたま最高のコスパを誇る激安ホテルだったのです。
2日目にして最高の酒と出会う!
夕食は付近の餃子屋さんに適当に入ります。ここは当たりでした。やはり中国の出来立ての点心は美味しいです。
そこで「河套老害」という瀋陽にしか置いていない酒が、「日本人好みだ」と店員に勧められ頼むと、これがメチャメチャ美味しいのです。お土産に買っておけばよかったとのちのち後悔するほどの味でしたので、瀋陽に行った際にはぜひ口にしてみてください。
さらにイビスホテルの通りを挟んだ対面に「日本風飲み屋街」も発見しました。川獺という日本居酒屋へハシゴしてからホテルへ戻りました。
怒涛の一日でしたが、何とかなるものです。
この日は、しっかりとお湯のシャワーを浴びぐっすり眠ることが出来ました。
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