劇団四季「李香蘭」DVDを見て、本当に満州旅行へ行ってきました
今回の満州旅行のきっかけとなったのは、劇団四季ミュージカルの「李香蘭」です。私はこのDVDを見て感動し、満州に興味を持ったのです。
ミュージカル「李香蘭」は、史実を元に作られているフィクションなのですが、私にとっては、歴史を振り返る大きなきっかけとなりました。
・ロシアの南下に怯え暴走していた軍隊、
・本気でマンチュリアンドリームを叶えようとしていた善意ある日本人、
・現地で虐げられてきた中国人、
・そしてその狭間を生きる李香蘭
と、当時を生きてきた色々な人達の目線の中で「時代を感じる」ことが出来て、私の考え方にも変化が出てきたのです。
昨年には、実際に浅利慶太事務所プロデュースのミュージカル「李香蘭」を東京・自由劇場へ見に行きました。
観劇後、受け取ったメッセージ
ミュージカル界を牽引してきた方々なので、内容が面白いのは間違いないのですが、どうしてもこの作品からはテーマ性を感じ取ってしまうのです。
ディズニーミュージカルなども面白いのですが、そういったものとは重みの違う「メッセージ」のようなものが込められているのです。
観劇後は、しばらく心に残るような深い感動があり、何かを訴えかけられているような気分になりました。
ミュージカルなので、人それぞれの解釈があると思うのですが、
私には「日中は歩み寄るべき」という声が聞こえてきました。
私の好きな歌で「中国と日本」という歌があります。その歌詞で
「中国と日本、日本と中国、二つの国を愛してほしい、黒い髪黒い瞳」
というフレーズが特に印象的でした。
そしてこのフレーズを聞くと、少しでも日本と中国が歩み寄れるような世の中になることを、心から願ってしまいます。
しかしここで重要なことが、
「しっかりと歴史を認識した上で」
ということです。
そこに浅利慶太さんがこの作品に込めた本当のメッセージがあると解釈しました。
そのメッセージを受け取り、今回、満州旅行へ向かう運びとなったのです。
もし、このサイトを見て、
「李香蘭を知った」「中国旅行に行きたい」「満州時代に興味を持った」
という方が一人でもいるならば、日本と中国の距離が1ミリくらいは近づくのかな、と私は本気で思っております。ぜひ色々とチェックしてみてください。
現代に残すべき昭和の超大作!
劇団四季ミュージカル「李香蘭」のDVDは、李香蘭演じる野村玲子さんの熱いパッションが見る者全てを感動の渦に巻き込む名作です。2009年にNHKで放送され話題になった永久保存版のミュージカルDVDです。この作品に浅利慶太さんの魂が込められているのです。
三木たかしさんの名曲の数々!
一度、李香蘭を見てしまったら手に入れずにはいられないサントラCDです。「中国と日本」「マンチュリアンドリーム」「夜来香」「以徳報怨」など、三木たかしさん作曲の名曲が勢ぞろい!当時の景色が見えてくるような、心に沁みわたる至極の1枚です。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。