旅順・203高地を観光するもカノン砲を見忘れる大失態!
【 旅順・203高地(二百三高地)】
移動:大連からタクシーで1時間以上(150元)
入館料:30元
203高地は、日露戦争開戦後、日本軍が当時世界最強と言われていたロシアから奪い取った高台です。映画「二百三高地」や小説・ドラマ「坂の上の雲」の舞台ともなった有名な観光スポットです。
203高地の観光には、大連国際空港からホテルへ大連のホテルに行く前に来たのでスーツケースを持ったままです。
そのまま高台に持っていくのは辛そうですので、思い切ってチケット売り場のスタッフにお願いしてみると、快く預かっていただけました。荷物が多い方は、ダメ元でも聞いてみると良いかもしれません。
入口に到着すると、歴史的遺構といういうよりは美しい公園のような場所でした。(調べてみると203高地は旅順国家級森林公園の一部になっているそうで、ここには30000本の桜が植えられているそうです。)
この時期は満開ではなかったのですが、若い人達で賑わっていてデートスポットのような感じでした。桜並木や梅園(桃園?)がある場所を抜け、ここで203高地の登り口になります。
全体を通して結構歩きますし、山を登るので想像以上に体力を使いました。入口からのバスなどもありそうですが、この日は一度も見かけませんでした。ただ、ちょっとした散策や登山が楽しめます。周囲の木々に囲まれ、とても気持ちの良い場所でした。
203高地を踏破!足がパンパン
急な坂道を登ってようやく頂上へ到着します。時間で言ったら入場口から30分くらいだと思うのですが、足がパンパンです。
しかしそこには旅順の街が一望できる絶景が待っています。なるほど、旅順を攻略するにはうってつけの場所だなと思いました。
頂上にはお土産屋さんもあり、店員のおばちゃんは日本語が通じました。
しかし203高地ののような高台を、よく奪い取れたなぁと感心します。想像できません。乃木希典将軍の息子を含め、多大なる犠牲(戦死者約10000人)を払って占領したようです。
その戦士はを労わった「璽霊山」という銃弾の形をした記念碑もありました。記念碑を残してるあたり、この歴史に関しては中国も日本贔屓なのでしょうか。
その付近に、ロシア軍の塹壕も残っていました。
こういうのを見る方がとても生々しい感じで、少しづつ当時のイメージが湧いてきます。
大失敗!カノン砲を見忘れた!
記念碑とロシア軍の塹壕を見れて満足したことと、ポツポツ雨が降っていたこともあり、ロシア軍のカノン砲および旅順港を見渡せるという砲台に行くのを忘れていました。
こんなカッコいい大砲があったようです。皆さんはくれぐれも忘れないようにしてください。
コメント
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コメント (4)
乃木大将の建てた爾霊山にキリル文字の落書があったでしょう。ソ連軍隊が占領していた時のものです。また次男保典の記念碑のセメントが新しいのに気がつきましたか?転がしてあったのを日本人が来るというので慌てて立て直したからです。
全く気づきませんでした。多忙な閑人様は相当に詳しいのですね。脱帽です。
カノン砲は出来の悪いレプリカなので残念がるほどではありません。
多忙な閑人様
コメントありがとうございます。
そうなのですね。しかしクオリティよりも雰囲気を感じたかったというのが本音です。