鴨緑江断橋、そして中国・北朝鮮の国境で遊覧船に乗り対比を楽しむ
【鴨緑江断橋】
移動:丹東駅から歩いて10分程度
入場料:30元
鴨緑江断橋に近付くにつれ、軍人や警察の姿がちらほら見えます。日本人がいる気配は全くありません。中国国旗を目にすると、鴨緑江断橋に関わらず頭の中の警報ベルが鳴り響きます。
入り口では緑色の群服を着ている「人民志願兵」という人たちが身体検査をしています。金属探知機がピーピーなっているにも関わらず、「早く行け」みたいなことを言っていて威圧的でした。
鴨緑江断橋はしっかりと作られていて、川の上ということもあって気分が良かったです。中国の軍歌が流れていて、ムードを演出してくれています。この場所には欧米人だったり韓国人などの外国人観光客も見かけました。
ソワソワしながらも、断橋の先端へ向かいます。
初めて北朝鮮を目の当たりにして不思議な気持ちになりました。断橋の真横には普通の橋が架けられており、さかんにトラックが物資を運んでいました。
映画シュリに出てくるような北朝鮮特殊部隊がトラックに潜んでいるのではないか!?などと妄想して楽しみます。
【鴨緑江断橋 遊覧船】
移動:鴨緑江断橋の横
入場料:50元
その後、北朝鮮と中国の国境である鴨緑江を遊覧船で巡ることにします。切符売り場がたくさんあって、客引きが大勢いますが、どれも同じ船です。
※ここで要注意です
この遊覧船は、10人以上の定員に達しないといつまでたっても出発しないのです。30分以上待たされたあげく、他の客(2人)と共に一度船を下りて返金してもらいました。日本では考えられないことです。
周囲をぶらついた後、遊覧船に数人待っているのを見かけましたので、このタイミングで乗ることにしました。このへんのグダグダな2時間で、せっかくの国境の緊張感が台無しになりました。
遊覧船は30分ほどなのですが、船内からも船外からも景色を見ることができます。寒くなければ外の方が気持ちがよいですし、景色もよく見えました。
肝心の北朝鮮なのですが、それほど接近はしませんでした。おそらく行ってはいけないラインがあるのだと思います。双眼鏡を持っていれば見えたのかもしれません。
ただ鴨緑江の真ん中から眺める、中国と北朝鮮の対比は楽しめます。これは遊覧船ならではの景色です。
全体を通して、鴨緑江周辺では良い緊張感が得られて良かったです。
北朝鮮と言う国はどんなことをしているかよくわかりませんし、情報も少ない国なので、その未知の部分が人々を惹きつけているのでしょう。あの先に何があるか、ものすごく気になりました。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。